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タイトル

こんにちは。
黒亭の平林です。

今回スープについて少し。

幼い頃から黒亭を食べてきた私や妹なりの、
先代の祖母が作るラーメンのイメージは、

「毎日食べても飽きない美味しさ」
「素材の美味しさが分かるシンプルな味」です。

黒亭を継いでから早12年たちますが、
味について時々言われることがあります。

「スープが上品になった」
「食べやすくなった」
「スープがライトになった」

などなど。

まず自分達が美味しいと思うものを
提供しよう、という思いがありながら、
まだまだ修行が足りないのかな…と思います。

こちら側が作りたい美味しさを
お客様に伝えることって、とても難しいのです。

そんな中、最近スープについて再認識した
出来事がありました。

先日、ある商品の監修で試食会があり、
食品会社の方が提案されたスープを
試食してみて気づきました。
「豚骨ラーメン=濃厚」
のイメージがとても浸透していると
いうことです。

黒亭監修商品。
初めて提案されたスープは、
博多ラーメンのような濃い豚骨スープで、
私が持つ黒亭のあっさりしたスープの
イメージとは違ったものでした。
濃い味の方が満足感があり、
お客様に支持されるのでは…
というお話でした。

けれど、それでは黒亭監修とは
言えないのではと思ったのです。
私の考えをお伝えしたところ、
担当の方にもご理解頂くことが出来ました。

うちのスープも、時間をかけて煮詰めたら、
ずっともっと濃く、
ドロドロにすることも可能です。
以前実際に店長達と普段よりも濃く
取り出したスープで
食べてみましたが、これは黒亭の味では
ないという判断で、却下になりました。
なので、必要以上にスープを煮詰めることはあえてしていません。

私個人の好みは基本的に
ラーメンに限らず、薄味が好きです。

「毎日食べても飽きない美味しさ」
「素材の美味しさが分かるシンプルな味」

そんな日常的な美味しさが好きです。

黒亭のラーメンは
お腹いっぱいで食べても美味しい。
スープを飲み始めたらなんとなく止まらない。
ゴマ塩のおにぎりとよく合う。

そういう体験をしたイメージでスープを決めています。

創業当時や私が物心つく前の黒亭の味は
また違ったのでしょうが、
それは昔を知るお客様からのお話でしか、
想像できません。

幼い頃は祖母が作ったラーメンを、
お昼ごはんや晩ごはんに食べていました。
忙しい日、暇な日でスープの味が
違ったけれど、
どれもそれぞれ美味しかった。
ラーメンはそういうものだと思っていました。

「今日はコクがあるね」
「今日のは薄いね」
そんなお客様の声から、
スープや焦がしにんにく油に
日々神経を使ってきている祖母の姿を見てきました。

今は、大変ありがたいことに、
遠い所や色々な場所からお客様が来てくださいます。

忙しい日と暇な日で味が違ってしまうとか、
お客様の期待する味が出せず
がっかりさせてしまうといった事のないように
出来たスープがラーメンとなってお客様に
提供される時間を考えて、
濃さを調整したりなど、工夫をしてはいますが、

「毎日食べても飽きない美味しさ」
「素材の美味しさが分かるシンプルな味」



「スープがライトになった」
「食べやすくなった」

は紙一重なのかもしれませんね。

その違いに気を配りながら、
目指すイメージを大切に守りながら、
スープづくりをしていこうと
改めて思った次第です。


4月30日(日)
認定NPO法人NEXTEP主催の、
『青空フェス2017inカントリーパーク』

飲食店ブースに出店させて頂きました。
障がいや長期療養を余儀なくされた子ども
達とご家族に、のびのびと楽しんで頂ける機を提供したいという、
NEXTEPの理事長はじめスタッフの方々の思いを形にされたイベントです。

私達黒亭も、そのお手伝いが出来れば…と思い、昨年に引き続き、
今年もミニサイズのラーメンを作らせて頂きました。
今回は、黒亭に強力な助っ人が来て下さいました。
なんと、前熊本市長の、幸山政史さんです。

青空フェスの視察とお手伝いをしたい!ということで、
私達のブースをお手伝い下さることになりました。
はじめに麺上げの練習をして頂き、それからお客様のご注文を
ひたすら作っていただくことに。

ひたむきにラーメン作りに打ち込む後ろ姿には、
私達もパワーを頂きました。

イベントは飲食店ブース以外にも、熱気球体験やステージ、
竹ブランコなどのんびりピースフルな空間。

子どもたちののびのびした笑顔がとても印象に残る一日となりました。
イベント参加者の方々、主催者の方々に少しでも喜んで頂けたのなら嬉しいです。

 





 


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